子犬のしつけ

まず、しつけは愛情と忍耐が必要です!!

3j.gif初めに

家族の中で、愛犬の世話をする役割分担決めましたか?
食事のお世話、散歩、ブラッシングにお風呂、それ以外にも、手間のかかることが出てきます。特に子犬はやんちゃで、手間がかかります。心の準備は出来ましたか?しつけは、家族全員でやらなければ成りません。人間の「子供のしつけ」と同じ様に、人の環境に慣らさせ、仲良くすることを教え「やって良い事とやってはいけない事」を幼少期に教えて身につけさせます。

「子犬のしつけ」が大切というけれど。「幼少期」をどの様に育てるの!?

しつけとは「子犬=幼少期に教える社会性」をいいます。飼い主さんの「育てる環境と姿勢」で「社会化と社会での善悪を教える訓練=「やって良い事、やってはいけない事」」を仔犬の時に「成功する人」「失敗する人」 に分かれます。 褒めながら育てる、飼い主は、従順な仔犬の時に「やって良い事、やってはいけない事」を失敗しないで教えることが出来、成犬(1歳以上)に育ってからの日常生活で「いけない、ダメ」が必要なくなります。これを「仔犬のしつけ」といいます。 しつけというと「おすわり」や「ふせ」などができる事と思う人がいますが、人と共生するために人好きな子に育て、環境に慣らし、飼い主の目や手に注目するように育てていくうちに出きるようになるという事で、それが目的ではありません。また、幼少期に「やって良い事、やってはいけない事」を教えるために、悪い癖は早いうちにやめさせ、褒めながら育てていきます。そしてそれが愛犬の習慣付けとなり、みんなに愛されるように成ります。 幼少期から、褒めて、褒めて、褒めまくってメリハリをきちんとつけて育てると聞き分けのいい「素直な子」に育ちます。しつけは、 飼い主の育てる姿勢なのです。愛犬は、これから長い「人生のパートナー」、後悔しないように育てていきましょう。 犬嫌いな人でも犬好きにさせるくらいに愛犬を「良い子」に育てましょう。

子犬が家族になれたら少しずつリードをつけて慣らしてあげましょう。
※注「性格に合わせた育て方」「月齢・年齢に合わせた育て方」があります。 飼い主としての自覚を持って、リーダーシップを発揮し、誰にでも愛される愛犬に育てましょう。子犬のしつけ(=社会性後期(3~6ヶ月)の育て方)は失敗せずに育て上げる事が大事です。
※注仔犬選び=生後早くに同体犬から離され、犬社会のルールの学べなかった子や確率は少ないですが(社会性前期=3ヶ月未満)うなったり、(攻撃的に)噛み付いたり、妙にびくびくしたり仔犬のころから、この傾向の強い子は、育て方の難しい子です。選んでしまった(生まれ持った性格)は、根気よく、直るまで、教えてください。生後2ヶ月以上同体犬=(生まれた兄弟犬)と一緒にすごした子を選びましょう。

3j.gif子犬のしつけ

愛犬が人と一緒に暮らすのであれば、「人・社会のルール」の中で生きていかなければ成りません。それには、子犬のときから社会化をしないと、成犬に育ってからでは、大変苦労します。犬の成長はとても早く、1歳で人の20歳になります。可愛いときこそ、愛情を持ってしつけをしてください。 社会化とは犬が出合うであろうすべての環境や事柄にあらかじめ合わせて慣れさせておきます。子犬のときに十分な社会化ができた犬は人に対して友好的で、物事に過剰反応を起こさないように成ります。 どうかこの時期の性格作りは飼い主がなさってください。人間で言う「人格形成の時期」です。しつけは愛犬との信頼関係が基本です。それには、普段から遊んであげ,体の隅々まで、さわってあげ,どこを触ってもいやがらないようにします。

3j.gifトイレのしつけ

子犬が来てまず最初にくんくん床をかぎ出したら、排尿と思ってください。この排尿、排便ですが、所定の場所ですることを教えなければ成りません。一般的にいわれている事ですが、犬の習性として、排尿をしたところに再び排尿をすることです。この習性を利用して、排尿のしつけを行います。まず排尿をする場所を決めてあげます。そして、新聞紙をひいてあげ新聞紙のところがトイレだと理解させます。ここで大事なことは2つ有ります。
1つは排尿の後、新聞紙をすべて新しくするのではなく、少しにおいを残してあげること。もう1つは、失敗した場所は、必ず消臭材できれいに消すことです。匂いが残っていると再び失敗する可能性が残ります。
(POINT)
子犬がくんくんしだしたら子犬を抱き上げトイレに連れて行く。最初にうまくいくと早く覚えます。そしてオーバーなくらい誉めることを忘れずに!!
(POINT)
散歩のときの、ブラッシングの毛や糞の放置は、軽犯罪法にふれます。最近は、尿(マーキング)についても苦情が出てきています。このような事(糞尿、ブラッシングなど)は、すべて自宅で処理するようにというのが、最近の考え方です。地域によって尿に対する寛容さは違いますので、判断はお任せします。トイレのしつけは子犬が来たら始めましょう。

3j.gif環境に慣れさせる

社会化はしつけの中で一番大切なことです。公園デビューは犬も同じです。この時期の社会体験が愛犬の人生を左右するのです!(ことわざの三つ子の魂百までと同じ意味です)失敗しないよう友好的なWANちゃんと合わせたり、犬好きな人に十分触ってもらいましょう。(機会があるごとに、散歩に出かけ、車の音、知らない犬との出会い、その他の経験をし十分慣らします)過剰な反応をする子にしないためにも、是非いろんな機会を作ってあげてください。たとえば、駅前の人通りが多いところや公園、あるいは工事現場などなど。。愛犬が人や環境に慣れるために、いろいろな場面に通ってみましょう。できれば、犬好な人に触ってもらいましょう。この時期(3~5,6ヶ月)はしつけ=(社会化、習性)が入りやすいという事は 恐怖=反社会性も入りやすく、飼い主さんがもっとも気を使わなければいけない時期です。経験不足による「人や他の犬、雷、工事や電車の音、自転車や走る人・・・」などが苦手な子にならないように育てましょう。この事がどんなに大切な事かは、成犬に成った時に思い知ります。 雷や花火の音に恐怖を抱かないためにもテープにとっておき子犬の時期から慣れさせてください。また、情報の多いテレビ・ラジオなどから流れる音に慣れさせる事は、とても重要なことです。(留守にするときは、テレビ・ラジオなどをつけてあげてもいいですね。)
それと、お医者さんから、注射を受けていない3ヶ月未満の子は、散歩しないようにといわれています。社会性を学ぶためにも、愛犬を抱いて散歩をしましょう!愛犬は社会に順応するようになります。

3j.gif触られるのが好きな犬に育てる

子犬のときから優しくなでたり、体を触ったりを繰り返します。寝転んでおなかを見せる事(ロールオーバー)は、服従を示すときの行動です。子犬に、ロールオーバーさせながら、優しくさわりましょう。
シャンプーやブラッシング、爪切りは、最初に痛い目に合わせますと触られるのを嫌がる子になります。特にドライヤーの音に敏感な子がいます。怖がるときは、やさしく声を掛けながら慣らしてあげてください。誉めるときは必ず、胸や耳の後ろなど愛犬の喜ぶところを、さすりながら誉めましょう。こうする事で人の手に注目する子に育てます。反対にいやがる事に手を使いますと、苦労するようになります。

3j.gif犬と遊んであげる事

明るく遊戯性に富み、物事に熱中するように育てます。子犬は遊び戯れる事が好きです。人が努めて遊んであげる事は、明朗性、服従性、持久性、集中性につながります。また、おもちゃなどに熱中させる事により、しつけの時の集中性を養います。子犬が一人のときも遊べるようにおもちゃを与えておきます。愛犬と遊んであげることで「信頼関係」が育っていきます。
(POINT)この時期に、環境に慣らすことは非常に重要なことです。人好きで、他の犬とも友好的な子に育てましょう。社会化は成犬に育ってからでは、大変苦労します。
・車の音や周辺の雑音に対して慣らします。
・犬好きな人にさわってもらい、人好きな子にします。

3j.gif飛びつかない犬にしつける

これはゴールデンなどの人ずきな犬に多いのですが、これも他人の服を汚したり、場合によっては、他人を転倒させたりします。そうならないためにもふざけてかかって来たときは、両手で顔をはさみぐっと目をにらみ(リーダーの心構え=弱い立場の者が、目をそらします!)「いけない」といいましょう。おとなしくなったら、目を見つめて「いいこ、いいこ」と誉めてあげましょう。「いけない」で止めれば、誉められると教えましょう。また、この時に、口を当てるようなときは鼻先を制御しておとなしくさせましょう(マズルコントロールといって子犬が母犬に叱られたときや上位の犬が下位の犬に対しておこなう服従関係です。)

3j.gifリードを引っ張らないようにするしつけ

よく犬に引っ張られながらの散歩をしている人を見ませんか?犬は、人より歩く速度が速いので、飼い主の速度に合わせた歩き方を教えないと散歩をさせられる?ように成ってしまいます。こういうときは、愛犬とのアイコンタクトが出来ているとスムーズに教えられます。いろいろな教え方(例えば、わざとジグザグに歩く)がありますが、犬との綱引きをしないことです。リードは常に弛ませておかないといけません。 犬が先に出ようとしたところで、(いけない)と言います。そのときにリードを強く引きショックを与えます。(リードの使い方)そして一寸でも止まれば、誉めてあげてください。この繰り返しでほとんどの犬は、理解します。早く覚える子と割と時間がかかる子といますが、決してあせらないことです。(愛犬がリードを引く癖がつく前にはじめます。吠える、拾い食いをする、破壊癖・・・等々・・もこの時期に直しておきましょう。)
また、嫌いな音や苦手なことに反応して逃げるように引っ張ったり、攻撃的になったりしないよう育てましょう。これらは、社会化と大きく関わっています。
(リードの使い方)
犬と綱引きをするのではなく、犬が前に出ようとしたところで、(リードが緩んだ状態で)強く引きます。そうするとショックが大きく犬に「いけない」の合図が伝わりやすいです。チョークチェーンを使うとさらに有効です。

3j.gifおすわり・ふせ・待てのしつけ

(POINT)
服従心や集中力を養うためにも(習性や「いけない」を利用して)、「おすわり」や「待て」を教えます。教え方はいろいろありますが、おやつやおもちゃを使って簡単におすわり、ふせ、待てなどを教える方法で、どのような教え方にしても、「誉められる事が、最高のご褒美」にしなくてはいけません。ふだんから手を誉める事に使っていると、手に注目しおやつがなくてもできるようになります。

3j.gifアイコンタクト

アイコンタクトって聞いたことありますか?あまりしつけの本には書いていないですね。これもしつけを行うときに非常に大事なことです。飼い主(人)が扱いやすい犬にするためにしつけをするのですが、愛犬が飼い主に注目をしない子ですと、苦労が多くなり、効果が少ないものです。格言の目は口ほどにものを言う!は愛犬を育てていくとわかることです。
愛犬の名前を呼んだら、じっと飼い主を見る子犬に育てると、後で訓練が非常に楽になります。(愛犬の名前を呼ぶときは、必ず褒めるときだけです。幼少期からこのように育てますと、愛犬の名前を呼ぶだけで、飼い主のもとに来るようになります。=褒めて育てる大切さ)
一番アイコンタクトをとりやすい方法は、おやつをあげる時です。子犬とあなたの目線の中央におやつを持ちます。すると「おやつ」を欲しい子犬は、じっとあなたを見ます。これがアイコンタクトの始まりです。
余談になりますが、(「しつけ」を終えてからです。)そのときほとんどの場合おすわりをしますので、「すわれ」と言って(できたら)褒めると、「おすわり」(=しつけ)を「訓練」にすることができます。幼少期の「訓練」はすべて、褒めること!を第一に考えてください。そしておやつを与えてください。(他の行動にも「ふせ」や「ついて」、「まて」などの「言葉」や「ジェスチャー」「モチベーション」=「合図」を入れて教えると、「合図」に従って行動することができる様になり、「服従訓練」にする事ができます。

3j.gifおすわりのしつけ

アイコンタクトのところでも書きましたが、アイコンタクトをしながら、少しづつおやつを見上げさせるように上に移動させます。自然とおすわりの状態になりますので出来たらおやつをあげてください。そして誉めましょう。
食事の時に、「合図」をしなくても「お座り」をして待っているようになります。!!

3j.gifふせるのしつけ

おすわりの状態から、今度は、ゆっくりとおやつを床に移動します。これだけでも「ふせ」が出来る子もいます。出来ない子は、アシスト(前足を持って)しながら教えてください。少しでもできたら誉めましょう。

3j.gif待てのしつけ

これも食事のときに「おあづけ」を教える事が出来ます。強引に食事に突っ込む子には、鼻先をつかみ、「いけない」と言う。最初は、短い時間からはじめ、少しでもできたら誉める事を忘れずに!

3j.gif言葉の大切さ

愛犬に与えるコマンドですが、あいまいな言葉と家族で違うコマンドそのときの気分で「いけない」といったり「だめ」といったりすると愛犬は混乱します。家族の言葉と行動に対する是非を統一しましょう。
また誉めるときに「よし、よし」おあずけの解除で「よし」では混乱します。
誉めるとき・・・グッド、グッドボーイ(ガール)、いい子だ、いけないの解除・・・よし、OKなどです。

3j.gifリーダーの決め方

ところで犬は、自分のリーダーをどうやって決めるのでしょうか?毎日食事の世話をするから、散歩に連れていってくれるからと言う理由ではありません。犬には独自の基準があって、このリーダーに従おうとなります。 犬はリーダーに従う習性があります!!リーダーの命令に従って行動すること=訓練は、愛犬があなたをリーダーとして認めないと従いません! 従うべきリーダーがいなければ自分がリーダーになろうとしたり、飼い主の「いけない=合図」を無視するようになります。あなたの「リーダー」としての指導力の問題なのです。
では、どんな人をリーダーと考えるのでしょうか?子犬にとってリーダーの条件は、 尊敬=「行動の決定権を持つ人」に値し、愛情を持って接してくれる存在です。「行動の決定権」はリーダーの「姿勢」にあるのです。子犬の「こっち行きたい!」に、ついてくる飼い主や「いけない」といいながら許している飼主は子犬があなたをリーダーと思ってくれるでしょうか?
依頼心の強い子犬の時期でも言うことをきかない。・・その、原因は「飼い主の育てる姿勢」にあるのです。たとえば、訓練士さんやベテランの人に愛犬を預けて「しつけ」をしてもらっても、飼い主に「リーダーの資格」がなければ、愛犬の「しつけ」は乱れていきます。
どのような方法をとっても、リーダーとしての自覚を持つ飼い主になって育てなければ、「しつけ及び訓練」を「子犬のしつけ」にする事に成功しないのです。 従順な子犬の時期から「リーダーの資格」を認めてもらえない飼い主は「制止に従う訓練」を「しつけ=仔犬の時身につけた正しい行動」にする事に失敗します。
(POINT!!!!!)
人間でも、幼少期の子と反社会的な行動をする大人になってからの、「悪いことをした時の、注意のしかた」=「いけない」は質も意味も違います。 更正するための強力なリーダーシップ=再教育が必要となりますが、幼少期における「制止に従う訓練」は「悪い癖を芽のうちに摘む」事ですから、難しいことではありません。この時期に失敗しないで育てましょう。これは、いつもほめられる子につながり、楽しい毎日が送れるようになります。ついてしまった悪い癖を、その都度制止するよりも、 「いつもほめられる愛犬」に育てましょう。従順な時期の「いけない、だめ」を「しつけ(躾)」=「仔犬の時に身についた正しい行動」にできるかは、「育てる飼い主の心の問題」なのです。
「子犬のしつけ」=「飼い主の育てる姿勢」にかかっているのです。

3j.gifリーダーの決め方

・犬と一緒に寝る人も犬が入ってはいけない場所を作りましょう。犬は管理されていることを「自覚」します。
・家に入るとき出るとき必ず犬が先を許す人。
・「いけない」=「制止に従う訓練」を話せばわかると思っている人
・犬に先に食事をさせる人。
・子犬だからといって、わがままを許す人
要するに、「行動の決定権」を愛犬に渡している人はリーダーとしてみてもらえません。
「リーダーの特権」として仲間より先に食事をする事が出来ます。そして、リーダーが行動を決める事をします。愛犬に頼られるより、愛犬に頼っている飼い主さんが実に多いのです。 散歩に行く時間、散歩コース、食事の時間など飼い主の自由でいいのです。ダメなことはダメ!!「いけない」の合図は一回だけ!!それに従わないときは、子犬を無視しましょう。群れで生活する動物にとって仲間はずれが一番堪えます。これができない人は「リーダー」に成れない人になります。

3j.gif最後に・・・

JKCの訓練試験の自由科目にハウスがありますが、出来ない子の多くが、室内飼をしています。室内飼はいいのですが、愛犬の居場所として、室内にもハウスを与えるべきと思います。外飼いでほえる子は室内飼いにすると70%の犬はほえなくなるといいます。
それでも吠える子は、その他の原因を考えて良いのではないでしょうか。お客さんが来たときは愛犬にハウスに入って待つようにさせましょう。 家族の食事のときもハウス に入れて待たせましょう。
ハウスの教え方はたとえ室内であってもリードをつけ、優しくハウスに導きましょう。子犬のときは抵抗がなく出来るはずです。少しでもいい行動をしたら誉めてあげましょう。