犬の出産

お産には危険がつきもので、何が起こるかわかりません。 飼い主である自分自身の心構えも必要ですが、早く対処しないと母子ともに命の危険にさらされます。 いざという時にアドバイスを頂ける信頼できる獣医さんに相談しておきましょう。 得をすることはあっても損をすることはないと思います!

3j.gif犬の出産

正常な分娩(出産)
通常数日前から体温が37℃以下に下がり、その後は再び上昇します。
出産日の食事はとらなくなることが多いです。
排便、排尿が頻繁になり、時には排尿のポーズをしても、排尿しないこともあります。
下がった熱が平熱に上が始めて数時間後から陣痛が始まります。最初は座ったままちょっとお腹に力を入れているくらいの陣痛が起こり、段々、強い陣痛になると回りのものを噛んだり、呼吸が荒くなり、排便をするような形で強く力み始めたらもうすぐです!
出産時には立ち上がったままだったり、横になった体勢だったり犬によって様々です。
陰部から破水するといよいよ産まれてきます!
強い力みとともに、羊膜に包まれた胎児が排出され、母犬は羊膜を舐めてやぶり、 胎児と臍の緒でつながっている胎盤を噛みちぎり、胎盤を食べますが、とても吐きやすい時期でもあるため,胎盤はなるべく食べさせないようにしてください。誤嚥性の肺炎を起こしてしまうことがありますので食べさせても2個くらいまでにして、それ以上は片付けてください。
臍の緒は自分で切ることもありますが,助けが必要そうなら、胎児のお腹から2cmくらいのところで綿糸でしばり止血し、 しばったところから胎盤側1cmのところで消毒したはさみで切ってあげて下さい。
母犬は仔犬をなめまわし、鼻や口の羊水を取り除き呼吸をうながします。そして、なめられることによって呼吸をはじめ、うぶ声をあげます!
母乳をさがしまわり、吸い付き飲み始めます。母乳を飲ませることにより、次の陣痛を促す(平均15~20分) 。ですがヨーキーのような小型犬の分娩所要時間は4~6時間かかることがあり、産まれた子犬は全ての出産が終わるまで別の箱に保温に注意しながら入れておく必要があります。
産まれた順番、性別、体重をチェックし、産湯につからせる。(37~40℃位)
全ての出産が終わったら汚れた新聞紙・毛布など敷物をきれいなものに取り替えてあげて下さい。
そうして母犬の初乳を飲ませます!
ここまではいわゆる安産ですが、安産だけとは限りません。

介助が必要な分娩(出産)のとき
羊膜が破れてしまって、陰部から頭や手、足が出て止まってしまってるときは、 陣痛の力みにあわせて、引っ張り出します。このとき、素手ではすべってしまう時は、消毒したガーゼを使うとやりやすいです。 まだ胎児がいるのに、先に産まれた胎児の胎盤が残って引っかかって、胎児が出てこないときは、胎盤を、切れないよう注意してゆっくり引き出します。
それでもダメなら、獣医さんへ急ぎましょう!!

正常でない分娩(難産)
あきらかに陣痛がきてると分かる状態が4時間くらい続くのに、1頭も産まれない時や、1頭もしくは2頭産まれてた後、4~6時間も次の仔犬が産まれない時、さらに胎盤だけが排出され、数時間経っても仔犬が産まれてこない時(いわゆる胎盤剥離)、羊膜が破れてしまっているのに、胎児が出てこない時、このような状態を放置しておくと、母犬、胎児とも命が危険です。急いで獣医さんへ!!
助けが必要な時や、難産の時に備えて、獣医さんなど専門知識のある方にスグに連絡が取れるようにしておくと良いと思います!!